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Raw-Casting

[size] φ380,h480
PVC, resin

The process of change brought about by the reaction of materials and energy.-

均質に複製することを目的として用いられてきた鋳造の工法を始め、より効率と精度が求められる現代の製品の大本は型をベースに生み出されています。
生産と消費を爆走する今日において型は、家具や電化製品に限らずバッグや衣服に至るまでにその姿を決定づけ、そのように制御・最適化された製品が溢れることで私たちとモノとの関係性はより表面的なものへ変化しました。
この慣れ親しんだ関係性に別軸の関わり合いを見つけ出すことで、ものづくりに対する新たな価値観やストーリーを生み出せないかと考えています。
Raw-castingは、素材の反応やエネルギーがもたらす変化の過程を利用し、生成の時間軸を可視化することでその可能性を具体的に示しています。
平織のPVC生地からなる原形は、ダイカストやロストワックスなどの鋳造型をモチーフに連続する幾何学パターンで構成されます。
硬化時に200度に達する熱硬化性の樹脂を流し込むことで、熱に弱いPVCの性質や、一方向に柔軟な平織りの性質、硬化時間やその場の環境などの様々な要因が連動し合い、歪な外皮を形成します。
人為的な設計や制御の枠を崩し自らの形態を塗り替えていく姿は、均質であることを運命づけられてきた鋳造の概念とは逆行し、素材同士の関わり合いによる自然な成り行きがもたらす造形です。

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PROCESS

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